第31回『端午の節句』

5月5日端午の節句ですね。端午の節句は、奈良時代から続く歴史ある行事です
端午というのは、もとは端(物のはし、つまり「始まり」という意味)の午(うま)の日という意味で、5月に限ったものではありませんでしたが、午(ご)と五(ご)の音が同じなので、毎月5日を指すようになり、やがてその中でも数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったそうです

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もともとは宮廷で行われていた端午のご用事も、鎌倉時代ごろから「菖蒲」が「尚武(しょうぶ。武をたっとぶ。)」と同じ読みであること、また菖蒲の葉が剣の形を連想させることなどから、端午は男の子の節句とされ、男の子の成長を祝い健康を祈るようになりました
また、菖蒲は薬草で葉や根に芳香があることから、昔から邪気や物の怪をはらう力があると考えられていました
私は姉妹なので端午の節句とは無縁だったのですが、端午の節句には、菖蒲湯(しょうぶゆ・菖蒲の根や葉を入れて沸かすお風呂)の習慣もありますね。入浴することで、邪気を払うとされますが、元来は薬草なので、その効用もあります。菖蒲湯は植物に含まれる芳香成分により血行促進の働きがあるほか、鎮痛作用もあり、腰痛神経痛などもやわらげるといわれています。ちなみに漢方では、菖蒲は健胃薬打ち身の治療薬に用いられています。また精油成分の多い菖蒲は香り高いので、天然のアロマテラピー効果もあるといえるでしょう
(東京ガス株式会社 都市生活研究所調べ)

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いずれアヤメかカキツバタ」といって、アヤメとカキツバタは見分けがつかない代表とされていますが、菖蒲とアヤメ、また花菖蒲を同じ植物と混同している人も多いようです
葉が長剣状でよく似ているので間違えやすいのですが、風呂に入れる菖蒲はサトイモ科アヤメや花菖蒲はアヤメ科で、植物学的には全く別な種類です。写真のアレンジで使っているのは花菖蒲(日の出)です。こちらは、初節句のお祝いにお贈りしたアレンジで、お祝の席に飾っていただきました。写真を撮った時にはつぼみだったのですが、お祝の席が始まる頃には、きれいに咲いてくれたそうです

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